ねじ寸法の手帖MEASURED THREAD NOTES記事一覧

TROUBLESHOOTING / NO EXACT MATCH

ねじ寸法で完全一致が出ないときの確認手順

一致候補が見つからなくても、近い候補を正解として選ばないでください。径・ピッチの測り方と、この手帖が扱う範囲を順に確認します。

架空入力を実装コードで確認した例

径6.00 mm・ピッチ0.75 mmの場合

入力完全一致参考候補読み方
6.00 × 0.75 mmなしM6 × 1.0 が表示対象完全一致ではない。適合候補と判断しない

この組み合わせは候補検索コードで照合した説明用サンプルです。実物でこの値を測った事例ではありません。

順番に確認する

  1. 「完全一致」と「参考」を分ける。参考欄の候補名が近く見えても、ねじ込めることや荷重に耐えることは示していません。
  2. 径を測り直す。ねじ山の外側を測ります。六角頭の幅やねじ山のない軸を径として入力していないかを確認します。
  3. ピッチを測り直す。メートルねじは山と次の山の距離をmmで入力します。ピッチゲージの山が複数の山にずれなく合うか見直します。
  4. 対象範囲を確認する。この手帖はメートル並目M3〜M12の限られた候補表です。細目、インチ、特殊ねじ、範囲外のねじは候補を返さないことがあります。
  5. 一致しないままなら、元資料を調べる。部品の刻印、購入履歴、組み合わさる部品の仕様、製造元の図面・案内を確認してください。曖昧なまま相手側へ試し締めしないでください。

期待する結果の見方

架空例の 6.00 × 0.75 mm をそのまま入力すると完全一致は出ず、M6 × 1.0 は参考欄に分かれます。もし再測定して本当に 6.00 × 1.00 mm と確認できたなら、この手帖の静的表ではM6 × 1.0が完全一致になります。数値を都合よく丸めたり、再測定前に値を置き換えたりしないでください。

この手帖で分からないこと

公差、摩耗、ねじ山の損傷、材質、強度、締付トルク、相手側ねじとの適合は判定しません。工具や測定面の状態を含め、重要な用途は適切な測定器と製造元資料で確認してください。